逃げの転職もあり|転職経験者が語る7つのアドバイス

逃げの転職もあり|転職経験者が語る7つのアドバイス

私は過去に2度の転職を経験しました。

26歳で公務員を辞めて専門学校へ入学。卒業後は29歳で未経験の保険営業に就き、保険会社(研修生)から保険代理店勤務を経て、退職後はフリーランスとなりました。

転職は不安や金銭面、環境の変化なども大きく、事前に転職関係の本を読んだり、アドバイスを求めたりする方も多いですよね。

そこで今回は、私が転職前にやっていたことや気をつけたいことについてご紹介します。

 

誰からアドバイスを聞くか

転職で他人からアドバイスを聞くときは、言っている内容よりも誰から聞くかが大事です。

実際に転職経験がある人とない人とでは、転職に対する経験値が大きく異なるので、説得力や具体性がまるで違います。また、次にやろうと思っている仕事が明確にあるのであれば、実際にその分野で働いている人の意見を聞くのが有効です。

たとえば、事務職を辞めて営業の仕事に転職しようというのであれば、まず、転職経験のある知り合いに話を聞いた方がいいでしょう。転職後に後悔しないように、実際に営業職に就いている人からアドバイスをもらうのもおすすめです。

私の場合は公務員を辞めて、自然関係の仕事に就きたいという理由で退職したわけですが、あえて誰にも相談はしませんでした。

不安も当然ありましたが、誰かに相談すると辞める意志が揺らぎそうだったからです。

転職でアドバイスを聞きたいときというのは、自分の不安を消したい、埋めて欲しいという気持ちが強いと思います。

転職は人生の中でも大事な決断といえるので、相談するときは、相手がどのくらい信頼できるのかという部分も非常に重要です。

ですが、他人にアドバイスを求めるときは、仲が良いとか上司だからという理由よりも、転職経験や自分のやりたい分野への精通度で判断した方が、より的確な意見が聞けるといえます。

逃げの転職があってもいい

「仕事がつらい」「メンタルが続かない」。そういう理由で辞めるのが嫌だと思うと、結局、今の職場にとどまることになります。

ですが、職場にいることや仕事があまりにも辛いのであれば、辞めるという決断があってもいいはずです。転職するのであれば前向きな理由が一番いいのかもしれませんが、逃げの転職だって立派な転職理由です。

心や体に過度な負荷をかけ続けていると健康も失われていきますし、世の中にはいくつもの仕事があります。

私は以前、保険営業の仕事に就いている頃、仕事へのプレッシャーやモチベーションが続かなくなったことから、車での移動中に自然と涙が出てきたことがありました。

初めはやりがいを感じていた仕事でも、自分の目的が変わったり、考え方が変わったりすると急に苦しさが倍増することがあります。

結果的にはフリーランスになるために、入社3ヶ月で保険代理店の仕事も辞めたのですが、今の仕事が苦しすぎるのであれば、逃げるという選択肢もあっていいはずです。

給与や待遇以外も大事

今の仕事の給与や待遇が悪くない場合、なかなか転職する決断ができないことがあります。

ですが、仕事のやりがいやモチベーション、自身の健康といった部分も転職では大事なポイントです。

私も公務員の仕事をしているときは、週休2日で有給も取れる上、給与にも不満はありませんでした。

保険代理店に勤めている頃は、ノルマや業務こそ大変だったものの、上司や先輩とも話がしやすく、気遣いに溢れる職場だったので、これ以上の環境はないと思ったくらいです。

それでも退職したのは、給与や待遇以外の部分で「もう続けられない」と感じたから。

「ここで学びたいことがもう何もない」、「体調を崩しそう」など、自分にしか分からない価値観を大事にするため転職を決意しました。

給与や有給の取りやすさなどは、仕事を選ぶときの大事な条件ですが、自分の興味やモチベーションも長期的に仕事を続けていく上では欠かせないポイントです。

後悔しないために、退職後の自分を想像してみる

初めて転職するときなど、今の仕事を辞めようと思ったときは、一度辞めた自分をイメージしてみることをおすすめします。実際に辞めた後のことを想像して、退職後の気分に浸ってみるのです。

スッキリした気持ちなのか、後悔していそうなのか、実際に辞めなくてもその時の心境が少し見えてきます。

仕事を辞めて後悔するときというのは、たいてい辞める理由よりも今の職場にいる理由の方が大きい場合です(こんな感じ → 辞める理由<今の職場にいる理由)。

私は仕事を辞めて後悔したことはあまりないのですが、転職前はよくこんなことを比較して考えていました。

・今の仕事で得ているもの
・退職して失われるもの(得られるもの)
・次の仕事へのモチベーション

具体的には、仕事へのやりがい、職場環境、金銭面、健康面などです。

仕事は勢いで辞めると後悔することもありますが、よく考えて退職すればそのぶんリスクも減らせます。ときには塾考しても決断できないこともありますが、最後は自分を信じて感情に従うのもありです。

転職しても必ず成功できるという保証はない

転職だけでなく起業などにもいえることですが、チャレンジしたからといって必ず成功するという保証はどこにもありません。

給与や労働条件などは、事前に確認できると思いますが、実際の業務や職場の雰囲気を転職前に体験することは難しいからです。

ですが、成功する保証がないからといって今の職場にとどまっていても、同じような生活が今後も続いていきます。

もし、転職する会社が決まっていて、転職前に職場の雰囲気や業務内容を直接見られるのであれば、ぜひ見ておいた方がいいでしょう。

友人や知人の紹介であれば求人情報よりもそのチャンスがあるでしょうし、会社のパンフレットが欲しいなど何かの理由をつけて実際に訪問する方法もあるものです。

私が保険営業に転職したのは、アパート契約をきっかけにたまたま出会った不動産兼保険代理店の支店長からの紹介でした。

そのためアパート契約のために何度か事務所にいく機会があり、職場の雰囲気や仕事の様子を実際に見ることができたのは本当にラッキーだったと思っています。

転職は運や相性といった面も少なくないので、在職中にできることがあるならやっておくだけの価値はありますね。

在職中に自身の興味や価値観を整理してみる

転職しようと思ったとき、すでにやりたいことがあるという方もいれば、特にやりたいことがないという方もいますよね。一度転職すると条件が合わないという理由から、何回も転職を繰り返してしまうことも少なくないものです。

そこで転職を考えたときは、自分の興味や価値観をいったん整理してみてはいかがでしょうか?

やりたいことや好きなことがない人でも、やりたくないことや絶対に譲れない価値観などはあることが多いものです。

・月に最低どのくらいの給与がほしいか
・やりがいがあれば、土日勤務もOKか
・裁量の多い仕事と指示が細かい仕事
・チームで働くか、一人黙々の働きたいのか
・営業は絶対にイヤ、、、などなど

好きなことの中にもやりたくないことや大変な作業はあるので、すべてを叶えることは難しいですが、「これだけは譲れない」という価値観が分かっていると、次の転職先も決めやすくなります。

自分の興味や価値観は、頭だけでは整理しにくいので、ノートや紙に思いつくまま書いてみるのもおすすめです。

正社員にこだわらず、働き方の視点を広く持つ

正社員は給与や待遇も安定したイメージがあるので、確かに魅力的かもしれません。

ただ、正社員というのは一つの働き方にすぎず、多少給料が下がってでも、自由な時間や健康面を大事にするために契約社員やバイトを選ぶという人もいるものです。

今はフレキシブルな働き方を推奨する会社も多く、外部に業務委託するリモートワークなどの働き方も出てきています。

フルタイムの正社員は、派遣や外部委託よりも給料がいいことは否定できませんが、自分の好きな時間や場所で働けるフリーランスや在宅派遣などにも目を向けてみると、働き方の選択肢が広がるはずです。

まとめ

転職しようと思うと不安な気持ちから多くの情報を集めたくなりますが、アドバイスは経験者に求めるべきです。

精神的に辛いときは逃げの転職もあっていいですし、これを機に自分の興味や価値観を今一度見つめ直すのもいいでしょう。「自分が本当に仕事に望むことは何か」、固定観念を外して考えてみると満足のいく転職ができるかもしれませんね。