私が保険営業に転職した決め手は、上司の『人柄』

私が保険営業に転職した決め手は、上司の『人柄』

Webライター/自然体験教育者のまっつんです。

私は公務員を辞めて、アウトドア専門学校に入学したときからずっと、「卒業後は独立して、自然体験の仕事でやっていく」と決めていました。

しかし縁あって、保険営業の仕事へと転職しました。

3年間もアウトドアや野外教育の勉強をしていたので、知り合いからも「なんで保険?」と何度か言われた気がします。

未経験の営業で、しかも保険業界に転職することにした理由にはいくつかありますが、最終的に決め手となったのは、上司の人柄でした。

私は現在フリーランスでライター業をしていますが、あの保険代理店の上司(支店長)には今でも感謝しています。

そこで今回は、私に保険営業へと転職することを決意させた、元上司とのエピソードについてご紹介します。

もう二度と就職する気はなかった

市役所職員を辞めて、アウトドア専門学校に入学すると決めてから、私はもう二度と就職はしないつもりでいました。

「好きな仕事で生きていきたい」そう堅く心に誓い、自分の思う通りに仕事がしたかった私に、公務員を退職してまで再び就職という選択肢などありませんでした。

3年間アウトドアの勉強をして専門知識も技術も身に付け、またどこかの会社に雇われ、使われるのには耐えられないと感じていました。

私が独立にこだわった背景には、「自由になりたい」という気持ちもありましたが、「自分自身、どこまでやれるのか知りたかった」のも理由の一つです。

「本当に好きな仕事で生きていけるのか。それとも世間一般が言うように無理なのか」それが知りたかったのです。

「この人の下でなら、働いてもいい」

専門学校卒業後、私はフリーランスになりましたが、思うように仕事が取れず、あっという間に挫折しました。

保険営業の誘いがあったのは、ちょうどその頃です。

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私が保険代理店の支店長と出会ったのは、保険ではなく、アパート契約がきっかけでした。

専門学校卒業後のアパートを探していた関係で、不動産賃貸と保険代理店の両方をやっている元上司(保険代理店の支店長)と出会ったのです。

そのため最初は、アパート契約の関係で何度か会って話をしていました。

当時、私が保険のセールスマンに抱いていたのは、「強引に保険に勧誘してくる」といったイメージでした。

おそらくそんなイメージがついてしまったのは、市役所職員時代に、昼休みになると現れる保険のおばちゃんのせいです。

保険に興味のない私に対して執拗に「入っておいたほうがいいわよ」と言って、説明を始めたり、チラシを渡してきたりしましたね。

貴重な昼休みもつぶれるし、正直、本当に嫌でした….。

そのため保険を扱う支店長にも「どこかで保険の勧誘をしてくるのかな?」と同じイメージを持っていました。

でも、そういうことは一切ありませんでした。

むしろアパートの話が終わった後の会話や雑談は、少し楽しかったくらいです。

営業の人はコミュニケーション能力に長けているからか、話も上手くて、こちらが話したいことを話させてくれるんですよね。

私で言うと、自然体験のことや仕事の話です。

もしかしたら私が気がつかなかっただけで、「保険が必要かもよ」といった会話はサラッとされていたのかもしれませんが、全く気がついていないので、不快な気持ちなんてありませんでした。

今思えば、「これがプロのテクニックなのかも….」といったところです。

保険の強引な勧誘もしないし、私が自然体験指導者としてやっていきたいという話も真剣に聞いてくれる。そんな人でした。

その後、支店長から「良かったら、こういうのあるけど」と保険の営業職に誘われるのですが、決め手となったのは、支店長の “人柄” です。

私が「自然体験指導者として成功したい」と思っていることも理解してくれて、営業職に就いても「今までと変わりなくやっていいよ」と言ってくれました。

民間企業は利益追求が仕事ですから、「人を大切にする働き方は難しいだろう」と思っていたのですが、他人を尊重した支店長の姿勢を見て「この人の下でなら、働いてもいいかな」と思えました。

私が頑なに考えていた「もう二度と就職しない」「自然体験指導者として独立したい」という想いを打ち砕くほど、支店長の人間性に惹かれたんですね。

退職後もずっと感謝している

保険営業はあくまで、再びフリーランスになるための修行と位置付けていたので、勤めた期間は約1年半ほどです。

その後、半ば無理やり、フリーランスに戻りました。

支店長(元上司)には、保険の営業職で自社に誘ってもらっただけでなく、自身が幹事を務める子ども会の親子イベントにかかる依頼もいただきました。

野外活動を中心としたイベントは、参加人数が約100名と大規模なものでしたが、企画から運営まですべてをコーディネートさせてもらえたのは本当に嬉しかったです。

私の人生でこんなに感謝してもしきれないくらいの人に出会うことは、もうないのでは、と思うほどです。

この元上司である支店長には、今でも感謝していますし、ライティングでも自然体験でもいいので、何か力になりたいなと思っています。

まとめ

保険営業へは未経験での転職となりましたが、私の職場選びは間違っていなかったなと思います。

普通、就職や転職というと、給料や職業を見てエントリーすると思いますが、私の基準は “人間力” や“人柄”でした。

人を思う心や大事にする気持ちは、「この人に合った商品・サービスを提供しよう」といった仕事の姿勢にもそのまま現れます。

人によっては、人間性や人柄で就職先を選ぶなんてバカなことに思えるかもしれませんが、給料や待遇で職場を選ぶと、不況で給料がカットされたり、待遇が悪くなったりしたとき、途端にやる気を失うことがあります。

目先の利益ではなく、もっと深いものを求めた結果が「尊敬できる上司がいる職場」だったのでしょうね。