起業して上手くいかなくてバイトをしても、それは恥じゃない

起業して上手くいかなくてバイトをしても、それは恥じゃない

2年間フリーランスとして、Webライター・自然体験指導者の活動をしてきましたが、思うように利益が上がらず、バイトを始めました。

「起業した以上は、本業で稼ぎたい」と思っていたので、ずっと本業にこだわっていましたが限界を迎えたのです。

サラリーマンから言わせると「起業したのにバイトなんて、かっこ悪い」と思うかもしれません。

確かに自分自身、フリーランスとして活躍することをイメージしていたので、「かっこ悪い」と思うこともあります。

ですが、現状をどうにかしようともがいた結果、バイトを選ぶことは決して恥ではないとも思っています。

そこで今回は、起業後にバイトすることについて、再びバイトするメリット・デメリットも交えてご紹介します。

起業して上手くいかなくてバイトをしても、それは恥じゃない

起業後のバイト

私は2017年に保険営業を辞めて、フリーランスとして独立しました。

Webライター・自然体験指導者として2年間活動してきましたが、思うように稼げないことが続き、「どうにもならない」と思ったので、2019年の秋からバイト始めています。

中には「起業したのにバイトするなんてかっこ悪い」と思う人もいるでしょう。

私自身、本業で稼げないのは情けないし、かっこ悪いと思うことがあります。

ですが、自分が目指す目標に向かっている中で、必要だからとバイトを選ぶのであれば「それは恥じゃない」とも思っています。

どんな有名企業や大会社にも、不景気の波や契約打ち切りなどの逆境が訪れるように、良い時も悪い時もあるのが人生です。

仕事が思った以上に上手くいかず、「こんなはずでは」と思うことも少なくありません。

そんな逆境に立たされた時に「それをどう乗り切るか」「その苦しい状況でも続けたいと思えるか」ということが問われているような気がします。

30代前半になってバイトをすると、「こんな歳になってバイトなんて…」と自分に自信が持てなくなることもあります。

でも、それでもやりたいことがあり、後悔のない生き方をしていると思えるのであれば、起業後にバイトすることも恥ではないと思っています。

テレビ番組『マネーの虎』に出演していた、高橋がなりさんもバイトしていた

出典:YouTube/【高橋がなり】まえむき人生相談 #4

“高橋がなり” さんという方をご存知でしょうか?

100億円規模の株式会社ソフト・オン・デマンド(SOD)の創業者であり、昔『マネーの虎』にも出演していた方です。

高橋がなりさんは、テリー伊藤さんの元でテレビ制作に関わっていた経歴を生かしてアダルトビデオ業界に進出した方ですが、「本当はそんなものやりたくなかった」と、がなりさんは言っています。

好調なときもあれば失敗するときもあり、様々な人生の浮き沈みを経験しています。

会社の利益が上がらない時には、飲食店で早朝アルバイトをして、時給1,000円(1,500円だったかも)で働いていたこともありました。

2つの事業で失敗して多額の借金を背負いながらも、成功を信じて突き進んだ結果、3つ目の会社であるソフト・オン・デマンドで成功したのです。

高橋がなりさんは、別にヤラシイ気持ちでアダルト業界に進出したわけではなく、周囲の支援と自分の強みを発揮できる環境を選んだ結果、ここに行き着きました。

私としては、がなりさんの人柄が特に素晴らしいと思っていて、経営者としての厳しさと優しさの両面を持っています。

興味のある方はYouTubeで公開されている『まえむき人生相談』を見てみると、がなりさんの人柄が感じられるはずです(人生に関する真面目な相談コーナーです)。

ユーチューブ:【高橋がなり】まえむき人生相談 公式サイト

カッコ悪くても、将来成功したいなら今は耐える時期

成功に向けて耐える時期

正直フリーランスとして独立した以上、バイトはしたくありませんでした。

「本業一本でやっています」と言える方がかっこいいし、自分自身、納得もできるからです。

しかし、本業が利益が出ていないのに、そこに固執していても良いことはありませんでした。

徐々に目先の利益に走るようになり、割り切った感情で仕事をしていることから気持ちも暗くなって、むしろ運気が下がっていっているように感じました。

「大量生産ではない、価値のある仕事がしたい」という価値観が裏目に出て、お金を稼ぐことから目を背けた結果、日々の生活に支障が出始めたのです。

だからまたイヤイヤながらも、バイトという自分の時間を売る働き方を選びました。

バイトに選んだのは、本業でもやっているWebライティングの仕事です。

自分の人生を計算して、将来につながっていると思えるバイトを選んだので、今は辛抱の時期と思って耐えています。

「耐えている」といっても好きな仕事なので、やりたくもないバイトで比べてストレスは格段に少ないですね。

起業後にバイトして思うメリット・デメリット

女性スタッフ

起業してからバイトして大きく違ったのは、サラリーマン時代とは仕事に対する捉え方が全く違っていたことです。

これはバイトをする会社や職種にもよるのかもしれませんが、私はメリットの方が大きかったと思っています。

メリット

(1) 仕事があることに喜びを感じる

保険営業をしていた頃から感じていたことですが、「仕事がある」というのはとてもありがたいことです。

サラリーマンの方からすると「こんなに大変なのに、仕事がありがたいなんて思えないよ!」と思うかもしれませんが、毎日何もやることがない、仕事がないというのは思った以上に苦痛です。

「仕事の依頼がくる」もしくは「自分で営業して仕事を取ってくる」などアクションを起こさないと収入がないだけでなく、暇な時間が続きます。

仕事に情熱がある人ほど、何もやることがない日々に辛いと感じるでしょう。

だからこそ、職場に行けばやるべき仕事があり、それを自分に任せてもらえることに喜びを感じるのです。

誰かに必要とされると自信にもなって、本業もハリが出ます。

(2) 安定した収入

バイトをする理由は、お金がほしいからです。

安定した収入があるおかげで精神的にもラクになり、金銭的なストレスが少なくなりました。

(3) 気分転換になる

私がやっているWebライターは在宅作業が9割なので、バイトは良い気分転換にもなります。

外に出るきっかけがないと引きこもりがちになってしまうので、バイトからは外に出るきっかけをもらっている部分があります。

いつもと違った環境に身を置くと、気分もリフレッシュできますね。

(4) 自分のスキルの再確認ができる

フリーランスとして一人で仕事していると、自分の成長が実感できないことがあります。

Webライターは成果主義であることが多いため、「できる人か、できない人か」で見定められることも少なくありません。

依頼主によってはフィードバックをもらえないこともあるので、自分の長所や欠点がわからなくなることがあります。

本業でやっている作業と同じことをするようなバイトであれば、「自分のスキルはどんな程度のものなのか」「得意なことや苦手なこと」など、スキルの再確認ができるでしょう。

(5) 人と話す機会がもてる

バイト先に行けば社員もいますし、他のバイトの人もいます。

2年間ほとんど引きこもりみたいな仕事の仕方をしていて思ったのですが、人と会って話さないと、どこか頭の回転が鈍くなるような気がしました。

バイトをして人と話していると様々な刺激があるので、「たぶん健康にいいのだろう」と勝手に思っています。

(6) 一日の中にインプットの時間が生まれた

収入が安定した次に嬉しかったのは、インプットの時間が確保できるようになったことです。

起業して本業に勤しんでいると「お金を稼がないと生活できない」という思いから、アウトプットが多くなります。

本を読んだり、勉強したりする時間が取れなくなっていったことで、次第にアウトプットする力も弱まっていき、力の限界を感じるようになりました。

バイトをして再びブログを書いたり、本を読んだりする時間が取れるようになったのは、大きなメリットです。

デメリット

(1) 時間に拘束される

バイトは自分の時間を売る働き方なので、必ず拘束時間が発生します。

私の場合、バイトは最大でも週4日までと決めていて、それ以上は本業の活動が疎かになるので、絶対に入れないと決めています。

なので、自分が稼ぎたい金額と使える時間を考えて、シフトを入れるといいかもしれませんね。

(2) 会社や職場の指示に従わないといけない

バイトであれば当然、会社や職場の指示に従わないといけません。

起業したい・起業している人の中には「自分の思う通りに仕事がしたい」という人もいると思いますが、「どの程度の指示や会社ルールであれば許容範囲か」を考えておくといいでしょう。

私の場合は、Webライティングの経験を活かしたいと思っていたので、今のバイト先ではそれが達成されています。

しかし、私があまりやりたくないこともバイト先では求められています。

具体的には、スピード重視の文章作成です。

私の気質的には、丁寧にリサーチして「これなら大丈夫!」といえる文章を作成したいのですが、執筆に速さと量と求められるため、それが叶わないのです。

バイトとして働く以上、ある程度会社の方向性に従うのは致し方ありません。

「どんなバイトを選ぶか?」 が大切

どんなバイトを選ぶか

起業後にバイトするとき、バイトの選び方には2種類あります。

  1. 本業のスキルアップにつながる仕事
  2. 本業の邪魔にならない仕事

少し説明していきます。

(1) 本業のスキルアップにつながるバイト

一つは、本業である仕事に役立ったり、スキルアップにつながったりする仕事です。

私はこちらを選びました。

カメラをやっている人なら写真館で働く、教育に興味のある人なら学習塾で働いてみるなどです。

本業と全く同じとはいかなくても近い業種であれば、スキルアップに役立つといえます。

(2) 本業の邪魔にならないバイト

バイトすることで怖いのは、「本業が疎かになるかもしれない」ということです。

そのため、本業の邪魔にならないバイトをするのもおすすめです。

体力の消耗や頭脳労働が少ないバイトを選べば、毎日ヘトヘトになることもなく、本業にも専念できるはずです。

工場などの単純作業や試験監督とかは、そんな感じですかね。

私も一時期、こういった本業に支障のでないバイトを考えましたが、性格的に途中でやりたくなくなるか、退屈してしまいそうな気がしたので止めました。

「これはお金を稼ぐ仕事」と割り切って働ける方は、向いているのかもしれませんね。

まとめ

本業とバイトの時間

私はフリーランスとして起業してからまたバイトを始めましたが、「思ったより良いな」と思っています。

安定収入があるからとズルズル続けるのは危険なので、毎月バイトで得たい収入額だけは決めています。

お金がないと生活ができないだけでなく、心もすさんでいくので、無理している方はバイトも考えてみるといいでしょう。

働いてみると、思ったよりメリットがあることもありますからね。