文章を修正されたくない人に伝えたい、たった1つの考え方

アイキャッチ 02 ライティング・文章
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記事を書いたとき、文章を修正されたり、編集されたりするのが嫌だという人もいますよね?

時間をかけてリサーチして、文章を書いて、「これでOK」と自信があったのに、修正や編集があってガッカリ……。

私もそんな経験を何度もしました。

昔は自分の文章を修正されると、気分も良くないし、「嫌だな」と思っていたのです。

そこで今回は、文章を修正・編集されるのが嫌だなと思う方に向けて、記事を書くときに持っておきたいマインドについてお伝えします。

自分の書いた記事を修正・編集されるのが嫌な人は、少し視点を変えてみるといいかもしれません。

初めの頃は、文章を修正されるのが嫌だった

ライターを始めたばかりの頃は、自分の書いた記事を編集・修正されるのが嫌でした。

頑張って文章を書いて、「これでOK」と思って納品しているのに、なぜ直されるのか?

それが気に食わなかったわけです。

私はライティング始める前まで、自然体験指導者として子どもの野外活動の企画や運営をやっていました。

企画では当然、どんな遊びや内容をやるかという「プログラム」を考える作業が中心になるのですが、私は「プログラム」を「自分の作品」と思っていたわけです。

どんな内容を、どんな手順で進め、どう実施していくのか。

プロブラムの内容や進行の仕方で、子どもが楽しめるかどうかが決まるので、そこに込めるアイデアに対してプロ意識が強かったのです。

その意識がライター初期にも出ていました。

記事が渾身の出来であればあるほど、「自分の作品」という気持ちが強くなっていたんですね。

だから、修正や編集で直されると気分が悪くなっていたのです。

まぁ、プロ意識が強いというより、自己顕示欲が強かったという方が正しいかもしれませんね。

記事は編集者との “共同作品”と考える

ライター初期は、作成する文章を「自分の作品」と思っていた私ですが、ライティングを続けていく中で「記事は編集者と作り上げていくもの」ということを学びました。

ネットで見たのか、本で読んだのかは忘れましたが、たしかそんな感じの文章だったと思います。

そのあたりから、クライアント依頼の記事に対して「自分の作品」というこだわりを捨てるように意識しました。

言われてみれば、人から発注されている文章を「自分の作品」と思うのは、かなり自己中心的ですよね。

「自分が、自分が」という意識がどれだけ強いのか……。

でも、「自分の作品」というこだわりを捨て出してからは、視野が広くなったのか「記事は編集側と一緒に作っていく共同作品」と思うようになっていきました。

これがブログであれば、いくらでも自由に書いていいので「自分の作品」と思っても問題ないでしょう。

でも、ライターの仕事として記事を書くのであれば、当然、記事を発注しているクライアントがいるわけですから、クライアントが望む記事または媒体に合った記事を書かなければなりません。

その意味ではやはり、執筆する文章は「自分の作品」ではなく、編集側と作り上げる「共同作品」なんだよねと感じます。

ライターも編集者も良い記事を作りたいだけ

編集側も「このライターを苦しめてやろう」と思って、修正依頼を出したり、記事を編集したりしているわけではありません。

根底にあるのは「良い記事を作りたい」。ただそれだけです。

良い記事を作りたいのは、編集側だけでなく、ライターも同じですよね。

私もSEOで上位を取るだけの大量生産の記事には興味がなく、時間をかけてでも、読者から求められる記事を書きたいと思っています。

そこには単価の兼ね合いとか、記事の難易度とかいろいろありますが、相応の単価を払っているクライアント(編集側)であれば、必ず「良い記事を作りたい」と考えているでしょう。

修正が来るのも、編集されるのも、すべては良い記事を作りたいだけであって、その気持ちは編集側もライター側も同じです。

まとめ

修正や編集というと、どことなく学校のテストで「×」を付けられたような気持ちになりますが、必ずもそうとは言えません。

自分が納品した文章が「◯」だったとしても、編集側で「◎」にできる方法が見つかったので、修正・編集されたとも考えられます。

記事は、ライターと編集側との共同作品です。

お互いに「良い記事を作りたい」と思っているから、修正も来るし、編集もされる。

「自分の作品」というこだわりを捨て、視野を広げていけば、修正や編集もあまり気にならなくなると思います。