「1円を稼ぐ」と聞いて、あなたはどう思いますか?
会社員やバイトをしている方であれば、「そんなのすぐ稼げるよ」と思うかもしれませんね。
でも、これが自分の力でだけ稼ぐとなると結構難しいんです。
子どもの頃は「1円なんて」と思っていましたが、“1円を笑うものは1円に泣く”という言葉は「本当だな」と大人になってから痛感しています。
特にブログやアフィリエイトをやったり、フリーランスになったりしてからはです。
そこで今回は、自分の力で1円を稼ぐことについて書いてみました。
起業や副業に興味がある人は、ぜひ気楽に読んでみてくださいね。
自分の力だけで1円を稼ぐことは、簡単なようでいて難しい
ブログやアフィリエイトをやって思ったのは、「1円稼ぐことが、どれだけ大変か」ということです。
公務員や会社員をしている頃は、黙っていても来月には給料が振り込まれていたので、“ 1円の価値 ” を本当の意味では分かっていませんでした。
数千円や数万円であれば、「バイトでも稼ぐのは大変だよな」と思えるかもしれませんが、これが1円になると軽視してしまう。
そんな感じです。
でも、ブログやアフィリエイトをやって「お金を稼ごう」と思うと、1円を稼ぐのがどれだけ難しいかがよく分かります。
私は今でこそ、わずかですがアフィリエイトや広告収入が発生していますが、ブログを始めた頃は、収入はおろかブログも全く読まれませんでした。
たった1円という収入に、全然、歯が立たなかったわけです。
アフィリエイトで稼ぐには、読者の気持ちを理解する必要がある
やってみると分かりますが、自分の力で1円を稼ぐことは、簡単なようでいて難しいものです。
なぜならそこには、営業やマーケティング、読者の気持ちを理解する知識や技術が必要だからです。
たとえば、アフィリエイトで収入を得るには、次のようなステップを読者に取らせる必要があります。
(1) 記事内の文章を読んでもらう
(2) 商品に対する知識を与え、かつ興味を引く
(3) アフィリエイトリンクをクリックしてもらう
(4) 商品を購入してもらう
ざっくりしていますが、だいたいこんな感じです。
まずは、読者が興味を持つような文章であること。それでいて分かりやすく読みやすい必要があります。
商品画像もただ貼り付けていれば、売れるわけではないですよね。
「本当に役立つ商品なのか?」という、読者の不安を解消してあげないといけません。
こんなことを一つ一つクリアしていき、ようやく報酬が発生するわけです。
リアル店舗でもネットでもそうですが、相手に何かを買ってもらうというのはそう簡単ではありません。
自分が買い物をするときの行動や気持ちを思い出してみてください。
たとえば、あなたがカバンを新しく買い替えたいとしますよね?
そうなるとネットやSNSを使って、おすすめのカバンや機能性、使用感、口コミなど、さまざまなことを調べるはずです。
具体的な商品が決まった後も、「どこで買うのか」「値段が一番安いところは?」など知りたいこと、気になることは多くあります。
自分がモノを買うときですら、これだけ多くのことが気になっているのですから、相手も同じように気になるのは当然と言えます。
商品やサービスを買う人の気持ちを理解していないとモノは売れず、結果としてお金も入ってこない。
だから、ブログやアフィリエイトで1円を稼ぐことは、簡単なようでいて難しいのです。
会社の肩書きに頼らず、収入を得てみる
サラリーマンをしている方は、一度、会社の肩書きに頼らず収入を得ることができるかどうか試してみるといいと思います。
「仕事で成果が出ているのは、自分の力」と思っていても、それは「〇〇社の課長の▲▲」というような肩書きがあるからこそ、クライアントが商品を買ってくれたり、仕事を依頼したりしてくれているのかもしれません。
その場合、相手としては〇〇社に仕事を依頼しているわけなので、個人になったときには、相手にされなくなる可能性があります。
これって、こわいことですよね。
会社から離れた途端に、お金が稼げなくなるわけですから。
もちろん自身の能力や頑張った成果が仕事に影響しているのも事実だと思いますが、すべてが自分の力とは限りません。
だからこそ会社の肩書きに頼ることなく、「個人でお金を稼げるのか」については知っておくといいのかなと思います。
会社を辞めなくても、稼ぐ方法はいろいろある
自分で1円を稼いでみる方法には、いろいろなものがあります。
たとえば、以下のようなものです。
・ブログ
・アフィリエイト
・ユーチューブ動画
・クラウドソーシングサイトの活用(クラウドワークス、ランサーズなど)
・自主事業
私で言えば、ブログやアフィリエイト、ライティング、自然体験活動とかですね。
上記で挙げた項目はあくまで一例なので、いろいろ調べてみて、自分に合ったやり方を探してみるといいと思います。
中には「いずれ起業したい」という人もいると思いますが、初めから「会社を辞める」というリスクを背負う必要はありません。
辞めなくてもできることはあるので、まずはそこで1円を稼いでみるのがおすすめです。
あと意外とあるのは、知り合いや友人に「こんな活動してるんだよね」と言っているうちに、その仕事が舞い込んでくるということです。
私の例でいえば、地域活動の関係で自然体験の講師として呼ばれたり、子ども会から親子イベントの企画を依頼されたりといった感じです(有償)。
最初の1円が稼げると、あとは同じ作業の繰り返しだったり、やり方の改善だったりと稼ぐハードルが下がっていきます。
まとめ
会社の肩書きというのは、予想以上にブランド力があります。
会社でやっていた仕事を個人でしようと思っても、自分自身に価値がないと仕事を依頼してもらえず、収入が思うように入ってきません。
将来、何が起こるかは誰にも分からないので、「自分は会社に依存せず、お金を稼げるのか?」について知っておくことは大切です。
1円でも自分で稼ぐ方法を知っていたり、必要な技術を持っていたりすれば、最悪会社がなくなっても、ちょっとは安心できますからね。