今は、ネットやSNSで簡単に情報が集まる時代になりました。
仕事のこと、生活のこと、プライベートなことなど、たいていのことは検索すればサッと出てきます。
でもだからこそ、その情報を「誰が」発信しているのかを意識すべきです。
ネットには大量の記事がアップされているので、ただ情報だけを追い求めていると、間違った情報をつかまされる可能性があります。
“情報” は発信者にも注目すべき
本でもネットでもそうですが、誰がその情報を発信しているかで、信憑性は変わってきます。
たとえば、「独立起業したいな」と思っているとしたら、本やネットで起業の仕方や独立企業までのやり方を調べますよね?
少し調べると、そういう情報は数多く出てきます。
でも中には、独立起業した経験がない人や研究者みたいな人が書いた本や記事も、たくさんあるわけですよ。
「たぶんこうなんじゃないか」という、推測や憶測で書かれたものですね。
それらの内容が完全に間違っているとは言えませんが、ただ私としては、実際に独立起業した人と比較すると、そういう経験の伴っていない本や記事は説得力に欠けると思うわけですよ。
同じような内容でも、実際に経験している人が発信している情報であれば、信憑性は増します。
簡単に情報が集まる時代だからこそ、誰がその情報を発信しているのかに注目しないと、誤った情報をつかまされる可能性があります。
ネット情報を鵜呑みにしてはいけない
私はWEBライターの仕事をするようになって、ネットには信頼できる情報から「これ本当かな?」と思う情報まで、さまざまな記事があがっているなと感じるようになりました。
WEBライターの収入は、書いた記事の本数で決まる部分があるので、結局はたくさん記事を書いた方が稼げます。
そのため中には不確かな情報をもとに、大量に記事を書くことだけを目的にしている人もいるわけです。
そうやって作成された記事は、いささか信憑性に欠けます。
特に、誰が書いているかわからないようなメディアや個人ブログは要注意ですね。
もちろん本名が非公開でも、信頼できる情報をあげているサイトは数多くありますが、今はWEBデザインや装飾も簡単に行えるようになっているので、ネットでは特に「この情報、本当かな?」と疑ってかかるクセを持った方がいいと思います。
「誰が言うか」で説得力が変わる
友人や職場の人と話しているとき、「あの人が言うと何か説得力がある」と感じたことはありませんか?
「私が言っても聞いてくれなかったのに、あの人が言ったらみんな耳を貸した」的なやつですね。
こういう事例は、よくあることだと思います。
そう考えると私たちは、情報の内容だけでなく、誰が言った情報かも意識・無意識に考えているのだと思います。
「この人の言っていることは、信用できるか」を、これまでの実績や経験、言動などから判断しているのでしょう。
同じ情報でも、それを誰が言っているのかで、受け取る側の気持ちは違うんですね。
本やネット記事でいえば、どこの誰かわからない素人が発信した情報よりも、専門家や実際の経験者が発信した情報の方が信憑性があります。
仕事関係であれば、その人の普段の仕事ぶりや人間性も、情報の信頼性に影響してくるでしょう。
まとめ
情報を探すときは内容だけでなく、発信元も意識するのがおすすめです。
多くの情報が飛び交い、情報の取捨選択が難しいこの時代だからこそ、「誰が発信しているのか」が重要なんですよね。
私のブログ記事も、信頼できないと思えば信頼しなくて構いません。
何を信じて信じないのかは、その人の自由ですからね。
本を見るときは著者を、ネット記事では執筆者を、リアルで人から話を聞くときは専門性や経験を見ることで、正しい情報がつかみやすくなると思います。