30代半ばになって、急激に年齢を意識し出した

人生哲学
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34歳になって、急に自分の年齢を意識するようになりました。

20代の頃からも年齢は意識していましたが、世間の目が違うというか、より感じるところがありますね。

自分でもまさか、こんな風になるなんて思っていなかったので驚きです。

「不安が増えるかも」とは、市役所を辞めた26歳から思っていた

私は26歳で市役所職員を辞めて、アウトドア専門学校に入学し、自分の好きなことを仕事にする人生を選びました。

厳密には「好きなことは仕事になるのか」を知りたかったわけですね。

今34歳になって、このとき26歳で市役所を辞めたことは間違っていなかったと思います。

なぜなら、30代半ばになってから周りとの年齢差が気になるようになり、バイトをするにしても再就職をするにしても、何か見えない壁に阻まれているような感覚を覚えるようになったからです。

20代のときも仕事に対する不安や恐れを感じていましたが、それはあくまで自分自身の感情面での問題でした。

不安以上に、新しいことに挑戦するワクワク感や希望、将来への期待が高間ていれば、何の問題もなかったわけです。

でも今は、周りの目とか世間体を意識している自分がいます。

年齢を理由にやりたいことをやらないで終える人生は虚しいので、「そんなの関係ねぇ」という気持ちはありますが、バイト先で10歳以上も年下の子がいる現状を見ると、さすがに年齢を意識してしまいますね。

40歳も近くなってきたので、フリーランスの活動をこのまま続けるべきか迷うところもあります。

いわば、人生の過渡期にいるのではないかと。

30代半ばでこんな気持ちになるのですから、40歳、50歳を迎える頃には、どうなっているのだろうと思いますよ。

自分の年齢を意識してはいけない

人を幸せに導く考え方を提唱する実業家・斉藤一人さんは、「自分の年齢を意識してはいけない」と言っていました。

私もリアルな年齢を意識すると、内面からの「若さ」が失われていくと思うので、自分の年齢はあまり意識しないようにしています。

ただ、これが結構難しいんですよね。

日々の生活の中で、自分の年齢を確認する機会は意外とあって、仕事関係の書類やカード情報の入力では、嫌でもリアルな年齢と向き合う必要があります。

そこで「私は永遠の28歳です」なんて言ったら、「頭のおかしい奴キタ」と思われても仕方ありません。

30代は一般的に、おじさん、おばさんと言われる年齢なので、そのことも相まって、仕事もプライベートも足踏みしてしまいますよね。

「年齢が近い」と思っているのは、私だけかも

自分がある特定の年齢を通過すると、当時のその年齢が「若い」と感じるようになります。

私は20歳のとき「30歳はもうおじさん」と思っていましたが、実際に30歳になると「そうでもないかも」と感じます。

30歳では「もう若くない」と思っていましたが、34歳の今からすると十分若いです。

しかも、自分の経験してきた年齢に対しては妙に親近感があるので、年齢差が10ある子に対しても「年が近い」と感じることがあります。

こうなると、年上と年下で感覚の違いが生まれてくるんですよね。

たとえば、35歳の人が25歳の子を見て「若いし、年齢もそこそこ近い」と感じていたとしても、25歳の子は「すごく年上」もしくは「おじさん」と思っている可能性があります(私が20代のときはそうだった)。

35歳の人からすれば、25歳をすでに経験している年齢なので親近感がありますが、現在25歳の子からすると、35歳は「10年先の未来」であるため、全く想像がつきません。

そのため、こっちとしては「年齢が近い」と思っていても、相手はそう思っていない可能性があることは、理解しておきたいなと思います。

会社にしがみつきたくなる気持ちも分かる

私は会社員にそれほど魅力を感じませんが、30代半ばになってからは、会社にしがみつきたくなる気持ちも少し分かります。

確かに30代で起業したり、新規事業で成功したりしている人は多くいますが、絶対に自分が成功できる保証はどこにもありません。

年齢的にもやり直しがきくのかどうか分からないので、20代の頃よりも不安は大きくなっていますね。

だからこそ、どこまで自分を信じられるか、なのかなと思います。

この先、必ず道が開けると信じられるかどうか。

自分が自分のことをどう思っているかに関係なく、世間は自分を「34歳男性」として見てくるので、20代の頃とでは周りの目が違います。

家族のことや今後のことなどさまざま問題が頭をよぎるので、会社にとどまりたくなる気持ちも分かるなぁと今は思います。