人生ではさまざまなことが起こりますが、振り返ってみると同じような出来事が起きていると思うときがあります。
・試験に落ちた
・良い人と出会った
・引っ越しをした
など、一見、全然違うような出来事であっても、大きな流れであったり、本質的にはある一定のサイクルに乗っているということです。
同じような流れに乗っていないか?
私は大学4年のときに公務員試験を受けたのですが、一時そのすべてに落ちました。
その後何とか市役所試験に合格するのですが、希望している就職先(試験)に落ちたときのショックは大きかったですね。
目の前が真っ暗になったというか、自分の人生のすべてが断たれたような絶望感がありました。
そんなとき、浅見 帆帆子さんの著書『あなたは絶対!運がいい』を偶然読みました。
その本の中に、人生では同じような出来事(サイクル)が起きる、といったようなことが書いてあったと思います。
大学生の当時はよく分からなかったのですが、今振り返ってみると「確かに同じようなことが起きているな」と感じることがありますね。
私の場合、何か大きな挫折を味わって「ここから先どうしたらいいのだろう」と思った後に、良いことがやってくる傾向があるようです。
本来得たかったものが手に入らず、ほとんど何もしないような日々を過ごした後で、自分を助けてくれる人に出会ったり、人生が好転したりといった感じですね。
・仕事で成果が出ない
・好きな人にフラれた
・就職に失敗した
こういった出来事は一見全然違うものに感じますが、失敗や挫折という点では共通しています。
そして意外とその後は、誰か良い人に出会ったり、思いがけない幸運が舞い込んできたりと、似たような流れを辿っていることがあるんですね。
全然別の出来事であっても本質的な部分を分析してみると、実は大局的には同じサイクルに乗っていることがあります。
自分の未来を予知できるかも
「歴史は繰り返す」とよく言われますが、私たちの人生でも同じような出来事が起きていると思います。
「試験に落ちた」「好きな人にフラれた」など全然違うような出来事であっても、失敗や挫折といった本質的には共通していて、不思議とその後に似たよう流れが待っているということです。
ですから、自分の人生で起きたことや身の回りで起きた出来事を細かく観察していると、「次はこうなるかもしれない」というのが何とかなく分かることがあります。
こう聞くとうさん臭いように感じるかもしれませんが、自分自身が経験してきた流れであれば少しは信頼できるのではないでしょうか?
「あのとき辛い目にあったけど、その後〇〇さんに出会って助けられた」
「やたらと眠い日が続く」
「無性にお金を使いたくてたまらない」
私の場合、大学時代にすべての公務員試験に落ちた時期を経験したわけですが、その経験が後々大きな手助けになっています。
試験に落ちた後は喪失感から全く勉強する気にはなれず、ほぼ毎日ぼーっと過ごしていました。
いうなら「空白の時期」ですね。
ただひたすら漫画を読んだり、好きなものを食べたりばかりしていました。
おそらく精神的にも限界がだったのだと思いますが、その日々がしばらく続きます。
でも、そこから緩やかに立ち直っていき、面接練習を手伝ってくれる友人と出会い、約半年後に市役所に合格しました。
試験に落ちたそのときは「何でこんなことが起こるのか」と思いましたが、今思うとその経験が必要だったんですね。
なぜなら、5年、10年先のその後の人生でも「空白の時期」がまた出てきたからです。
もちろん前と全く同じ出来事が起こったわけではありませんが、本質的には似ていると感じます。
そういうことが分かっていると過去の経験があるので、「たぶん次はこうなるんだろうな」と何となく流れが掴めるんですね。
自分の過去の出来事を振り返ってみると、実は今も同じような流れに乗っていることがあるので、そこから次の展開を予測できたりします。