昨年、引っ越してから初めて、トイレが詰まりました。
だいたい想像はつくと思いますが、トイレが使えないとかなり不便です。
普段「トイレ、ありがとう…」と思うことはそうそうありませんが、こんな事態に直面すると、本当にいつも恩恵を受けているなと感じさせられます。
今はホームセンターで道具を買ってきた甲斐もあって、無事に詰まりが解消されたので一安心といったところです。
今回はそんなトイレが詰まったことをきっかけに学んだ、人生の教訓について書いてみます。
問題解決の考え方は、トイレ詰まりだけでなく、仕事でも同じだと思うので。
あせらない。まずは落ち着く。
「トイレが詰まる」なんて誰も予想していないので、急にトイレの水があふれそうになって、正直かなりあせりました。
私の場合、深夜に水が詰まったことが発覚したので、結構不安な気持ちになりましたね。
でも、不安な気持ちでいっぱいになっていてもしょうがないので、まずは平常心を意識して、落ち着くよう心がけました。
幸い、トイレの水も完全に詰まっていたわけではなく、少しずつは流れていたので余裕を保てたという感じです。
「すぐに業者を呼ぼうか」とも思いましたが、まずはバケツで水を流したり、少し様子を見たりして、あせる気持ちを抑えていました。
あせっていると思考も鈍るので、まずは落ち着くことを優先させたと言う感じです。
「今の自分に必要なこと」と思えるかどうか
トイレ詰まりのような予期しないトラブルが起こると、「なんでこんなことが起こるんだ」と、どうしても思ってしまいます。
でも私は、「これはもしかしたら、今の自分に必要なことかもしれない」と、頭の中で考えていました。
確かにトイレの水が詰まることは、トラブルや問題以外の何ものでもないのですが、「なぜこのタイミングで、こんな事態が起こったのか」が気になるわけです。
「引っ越してから約一年は何事もなかったのに、ここにきて急にトイレが詰まるなんて」、という気持ちです。
だいたいこういうトラブルに見舞われたとき、私は最近の自分の生活を振り返ります。
・ダラけた生活をしていないか
・外出する機会や人に会う機会が少なくなっていないか
・最近、トイレ掃除をサボっていなかったか
などです。
そうやって最近の自分の生活や感情から、足りなかった行動やマインドを考えてみます。
今回のようにトイレが詰まれば、当然道具を買いに外に出たり、業者を呼んで対応したりしないといけません。
それにたとえトイレ詰まりを解消できたとしても、その過程で便器が汚れてしまえば、「どうせだから掃除もするか」という気分になります。
最近、ダラけていて何もやる気がしない状態が続いていたのであれば、半ば強制的に「動く」というアクションが発生します。
そんなことを思うと、私は最近家にこもっていることが多かったので、トイレ詰まりによって行動を促されたとも思えるわけです。
自力で解決できなければ、他人の力を借りるべき
今回のトイレ詰まりは、ホームセンターで道具を買ってきて、自分で解決できました。
でも、不安も大きかったので「業者を呼んだ方がいいかな」とも思いましたね。
この辺りの選択は状況にもよりますが、一つ言えるのは、すべての物事を自分で解決する必要はないということです。
「自分では無理かも」「不安でしょうがない」というのであれば、業者に頼んだ方が安心だし、スムーズに解決できると思います。
私もとりあえず自分でやってみてダメだったら、業者を呼ぼうと思っていました。
これは、仕事でも同じだと思います。
仕事が手一杯になったり、自分のキャパを超えていたりして「無理かも」と感じたら、他人の力を頼るのもありです。
むしろ自分で無理に何とかしようとした分だけ、事態を悪化させてしまうこともありますからね。
“スッポン”は予想以上に使える
これは完全にトイレ詰まり解消に関する話になりますが、今回トイレが詰まって、私は人生で初めて“スッポン”を買いました。
“スッポン”はあの先端がゴムになっている、トイレ詰まりの代表的なアイテムですね。
実際に使ってみるまでは「これで本当に解決するのだろうか」と思っていたんですが、何回かガシャガシャやっていたら、見事に詰まりが解消されました。
これ、すごいですね。
今まで“スッポン”は場所も取るし、見た目もかっこいいものではないので買うのをためらってきましたが、これがあるとないとでは安心感が違いますね。
特に夜中にトイレが詰まると結構あせるので、持っていると心強いなと感じましたよ。
どんな物事にも学びはある
トイレ詰まりという日常の些細なトラブルからも、何かを学ぼうと思えば学べるはずです。
「なんでこんなことが起きるんだ」とただ腹を立てるか、起きたトラブルをきっかけに新しい行動を起こすかだと、全く意味は変わってきますね。
良いことも悪いことも、起きてしまった出来事は変えられないので、最後は起きた出来事をどう捉えるかだと思います。