自分の良さがわからない。隠された“強み”を見つける方法

自分の良さ 人間関係・コミュニケーション
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「自分の良さがわからない」と悩んでいませんか?

「自分の短所はよく見えるのに、長所がわからない」という人は、案外多いのかもしれません。

「自分の強みが何なのか」は、誰だって知りたいものです。

でも、友人に向かって「私の良さって何?」と聞くのは、ちょっと恥ずかしいですよね。

本当は「ここが君の良いところ!」とハッキリ言ってくれるとありがたいのですが、本音かどうか疑わしいこともあって、なかなか素直に受け取れないでしょう。

そこで今回は、自分の良さがわからない人に向けて、自分の強みを見つける方法についてご紹介します。

私はこれまで自己啓発本を読み漁ったり、適職診断を試したりして、自分の強みを模索してきました。

自分の良さに気づけないで悩んでいる方は、ぜひ読んでみてくださいね。

自分の良さは、過去の出来事の中に隠されている

自分の良さを知るヒントは、普段の何気ない出来事の中に隠されています。

友人や同僚との会話、職場でのやり取りなどです。

自分では「当たり前のこと」「普通のこと」と思っていても、なぜか周りから評価された行動や経験はないでしょうか?

・他人から褒められたこと
・「すごいね」と言われたこと
・驚かれたこと
・尊敬、憧れられたこと

こういった中にこそ、自分の良さが隠されています。

もしかしたら、他人から評価されるその長所は、自分が望んでいた答えとは違うものかもしれません。

私は公務員を辞めて、アウトドア専門学校に入学した頃、何か一つの分野に突出したスペシャリストになりたいと思っていました。

ちょうど同級生に絵を描くのが得意で、昔は美大にも通っていた子がいたのですが、そんな感じの才能に憧れていたわけです。

でも、専門学校で私のことを「アーティスティックな人だ」と言う人は誰もいませんでした。

むしろ評価されていたのは、私がコンプレックスに感じていた「真面目さ」「安定感」「バランス感覚の良さ」だったと思います。

何か一つに長けているわけではなく、何でもそこそこできる。

そんな面を友人や仕事関係の人は評価し、期待していたのだと思います。

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だから、私の良さは

・真面目さ
・安定感
・バランス感覚の良さ

です。

たとえ自分では「なんだこんなもの……」と思う部分であっても、他人から褒められたり、評価されたりしているのであれば、それは「自分の良さ」なのです。

あとは他人に評価された部分を、自分の中で素直に受け入れられるかどうかですね。

自分の良さがわからないときは、過去の出来事や他人との会話をじっくり思い出してみましょう。

意外にもコンプレックスと感じていたことが、自分の良さである可能性があります。

他人と比較して、自分の良さに気付くこともある

「他人と比べてはいけない」

自己啓発本には、よくそのように書かれています。

ただ、これは正しくもあり、間違っているようにも感じます。

確かに他人と比較すると、自分の欠点やできなさ具合が見えてきて、落ち込んでしまいがちです。

しかし、他人と比べずして、どうやって自分の才能や良さを発見できるのでしょうか?

もし、自身の成長を実感したいのであれば、過去の自分と比較して「できるようになったこと」「変化したところ」を見ればわかります。

ただ長所に関しては、ある程度、他人と比較しないと難しいような気がします。

たとえば、「話が上手い」という人がいたとしましょう。

「話が上手い」ということは、逆に言えば下手な人もいるわけですよね。

そういう人を見たからこそ、「私は話が上手いのかもしれない」と思ったのではないでしょうか。

「パソコンのタイピングが早い」というのも同じです。

同じ職場や同期の中で、自分よりもタイピングがゆっくりな人を見たからこそ、「自分はタイピングが得意かも」と思ったわけです。

ここで言いたいのは、「他人を見下せ」ということではありません。

自分に得意・不得意があるように、他人にも得意・不得意があります。

そのため「自分はこれが得意だ」と思うためには、どうしても他人と比べる必要が出てきてしまうのです。

他人よりも努力せずに、ラクにできること。

それが自分の良さであり、強みだと思います。

あなたの普通を「すごい」と思う人もいる

自分では「こんなこと誰でもできる」と思っていても、世間にはそれがなかなかできない人もいます。

あなたが「普通」と思っていることを、「すごい」と感じている人もいるわけです。

たとえば、接客。

普段から丁寧な接客を心がけている人なら、落ち着いた話し方や態度に関して、「こんなの普通でしょ?」と思うかもしれません。

しかし、お店が忙しいときや、感情的に落ち込んでいるときでも、同じような丁寧に接客できる人はそうそういないでしょう。

そこに、自分の良さが隠されています。

また、私には山好きの友人がいて、思い立ったら即実行する人がいます。

この前「急に行きたくなったから」と言って、新潟〜東京間を日帰りして、そのまま登山もしてきたそうです。

そんなこと、私にはできません。

素直に「すごいな」と思いました。

この友人が、自身の行動力を「自分の良さ」として認識しているかはわかりませんが、少なくとも私に長所に思えます。

「毎日自炊している」
「小さなミスにすぐ気が付く」
「好きなアーティストを追っかけて、全国回っている」

など、自分では「たいしたことない」と思っていることに対しても、「すごい」と感じている人はいるのです。

まとめ

「自分の良さ」は、過去の出来事や他人との会話の中にヒントが隠されています。

もしかしたらその良さは、自分が望んでいたものとは違うかもしれません。

自分ではコンプレックスに感じていた部分を、他人が評価している可能性もあります。

「こんなことできて当たり前」「誰にでもできる」。

そう感じている部分こそが、あなたの良さなのかもしれませんよ。