返報性の原則
返報性の法則を知っていますか?
相手に何かしてもらったら、お返しをしないと思ってしまう心理のこと。好意には好意で返したくなるというやつです。
今日、私は、見事にそれにハマりました。
普段あんまり気が合わないなと思っている人からお礼の品をもらったからです。「そんなタイプじゃない」と思っていたので、その品をもらったときはすこし良心が痛みました。
嫌いな人からの優しさ
誰でも、職場や知り合いに、
- 苦手な人
- 嫌いな人
- 気に入らない人
- 自分と合わない人
- できれば、距離をあけたい人
が、1人や2人はいると思います。
そういう人から、お礼をされたり、優しい言葉をかけられるなど、思いがけない優しさを受けると、自分が恥ずかしくなります。「こんな人、嫌だなぁ」と思っていた自分が、急に恥ずかしくなります。
その人が気にいらないからと、いつも素っ気ない態度を取っていた自分。それなのに、相手の好意を感じると申し訳ない気持ちになって反省してしまいます。嫌いな人にバリアを張って、心を許さないようにしていた自分が小さく感じます。
だからでしょうか。
前よりその人(たち)に優しくなれる気がします。優しくされるので、優しくなれます。別に前から冷たくしていたわけではないですが、前より心が近づいた感じです。
優しさは行動で伝える
優しさは見えないので、行動で示すことが大事です。それが本心かどうかは、あまり関係がない気がします。もちろん心からの気持ちがベストです。私の体験だと嫌いな人からお礼の品をもらったことですね。その人が、心からその品を送ってくれたのか、義務的に渡しただけなのかの違いはあります。
ですが、どちらにせよ実際にお礼の品をくれたことで少し心が緩みました。
世の中には、優しい人がたくさんいます。優しさや思いやりは、それをちゃんと行動で見せないと、相手に伝わりません。いくら自分が「優しい人」でも、それを他の人に「見えるかたち」で表現しないと、誰にも自分が持つ優しさは伝わりません。
「誕生日にメールを送る」
「仕事中に困っていないか声をかける」
「落ちているゴミを拾う」
などなど。
行動するとなると、もしかしたら、恥ずかしさもあるかもしれません。
でも、せっかく優しい心を持っているのに、それを自分の中だけに閉じ込めておくのはとてももったい無いです。素晴らしい人柄も自分の中に閉じ込めてしまっては誰にも気づかれません。というか気づけませんね。
まとめ
気遣いはそれが心からのものでも偽善でも義務でも行動して初めて相手に伝わります。優しい気持ちも他人に見えるかたちで表現しないとわからないものです。時には勇気も必要かもしれません。予想外のタイミングでもらうプレゼントとかちょっと感動しますものね。