こんにちは。Hanashikata Lifeの松崎です。
日々、仕事をしているといろいろと悩むものです。特に20代で仕事に就いたばかりの頃は、人生に疑問を感じることもめずらしくありません。
仕事に目立った不満がないとしても、ふとしたときに「人生このままでいいのかな?」と疑問に思うこともしばしばです。
私の場合はそんなこともあって、勤めた市役所を4年で退職しました。
現状に満足することができなくて、今より人生をもっと充実させて楽しくしたいと思ったので、転職という道を選んだわけです。
これは転職という大きな決断だけではなく、新たに人生をスタートさせるためには、何か今と違ったことを始めなくてはならないと思っています。
人生の満足感は、お金や待遇では計れない
私は市役所を4年という歳月で退職したわけですが、上司や先輩から見れば、まさにこれからというタイミングだったと思います。
ですが、自分が一生この仕事を続けていくというイメージをどうしても出来ませんでした。私は市役所に入所にしてわりと早い時期から、仕事に対する迷いを感じていました。
「今のままでいいのだろうか?自分はこの先もずっとこの仕事を続けていくのだろうか?』と、日々仕事を続けながら、もやもや考えていたわけです。
ですが、仕事に対する不満は特にありませんでした。当然、人間関係やささいなことで嫌だなと思うことはありましたが、仕事そのものにはやりがいを感じていたくらいです。
給料も十分にもらっているし、有給も取りやすい。土日に勤務した場合でもちゃんと代休がもらえるので問題はなし。
その日の自分の仕事が片付けば定時で帰れるし、残業命令がでることはほぼ無い。普通に考えたら、どうして辞めるのか疑問に思うくらいです。
ですが、仕事に対して「このままでいいのかな」と思うときというのは、もらっている給料や福利厚生が充実していることとは無関係なんですね。
自分が本心で求めている人生と何かがズレていると直感的に感じます。つまり、物足りなさをを感じているということ。
はっきりとはわからないけれど、心の奥底で「なにか違う」とは感じながら道を歩いている感覚です。
ここからはそんな私の経験を踏まえて、今の仕事に「このままでいいのか」と思ったときに考えたい4つのことについてご紹介します。
仕事に疑問を感じたときに考えたい4つのこと
(1)「このままでいいのか」と思ったら人生の分岐点にいる
そんなことを経験して思うのは、仕事に対して「このままでいいのか」と思ったときというのは、人生の分かれ道に立っているなということです。
進むも戻るも自由ですが、小さいことからでもアクションを起こしていくと人生が変わりはじめる分岐点だと感じます。
一度、「このままでいいのかな」と心で感じてしまうと、たとえその気持ちを心の奥底に閉じ込めたとしても、また、ふとした瞬間に「このままでいいのかな」という感情が押し寄せてきます。
頭で考えたり、理性や意志でおさえ込んだりしても、感情という爆発的なエネルギーにはなかなか逆らうことが難しいです。
(2) 他人の目を気にすると人生は変わらない
人の目を気にすると、自分の人生を思うように生きられないといったことは多いです。
転職など人と違ったことをしようとすると、必ずといっていいほど他人は「大丈夫?」「やめた方がいいんじゃない?」「本当にうまくいくの?」などと不安をあおってきます。
一番困るのは、親や身内など親しい人ほどこういった言葉をかけてくることですね。
ですから、子どもの頃から優等生と周りから言われてきた人や、真面目で責任感がある人、我慢強い人などはなかなか苦労するかもしれません。
私もどちらかというと真面目と言われる性格なので、過去、安定を求めた人生を選んできた気がします。
自分では「イヤだな」と思うことでも、自分の気持ちより親や周りの目を気にしてどんな行動をするか決めていました。
言いたいことがあっても、「それを言ったら困るだろうな」と考えて、思ったことを言えないこともしょっちゅう。
ですが、自分の気持ちよりも周りのことを優先させてしまった場合、人生を変えることは難しいです。
他人がいいと言ったことを優先させた人生を生きるとトラブルは減るかもしれませんが、心の中にはフラストレーションが溜まっていきます。
(3) 2度目のチャンスがあるとは限らない
私は子どもの頃から20歳くらいまで、実家のお寺を継ぐために育てられてきました。
本心では「イヤだ」と感じながらもその気持ちを無視して、実家を継ぐことが自分の使命と思い、ずっとそのレールを歩んできました。
最終的に私はその敷かれたレールから外れることになったわけですが、市役所を辞めたのも同じような理由です。自分が本心で望んでいないレールで生きる人生を辞めたかったのです。
公務員を続けていれば多少のお金と生活は保障されるかもしれないけれど、ここに残り続けることで自分はいつか後悔すると思ったので、私は辞めることを選びました。
私はすべての物事にはタイミングがあると思っています。いい話や運がめぐってきたときにベストなタイミングで動けるかどうかで、人生が変わってくる印象です。
仕事に「このままでいいのかな」と思いながらも、「また後でやればいいか」と思っていると、2度とチャンスが来ないこともあります。
人によって抱えている問題はさまざまで、お金、仕事、恋人など、思い切って行動するには勇気がいることも少なくありません。
ただ、人生には「ここ!」という絶好のタイミングがあるので、それを逃すともう手に入らないこともあるものです。おすすめの記事>>>仕事と人生を楽しむ!転職経験者だから伝えたい5つのアドバイス
(4) 転職前にきちんと自分と向き合う
今の仕事に「このままでいいのかな」と、ぼんやりと考え始めたときは、一度、自分自身の気持ちと深く向き合ってみることをおすすめします。
その結果、人によっては転職や退職といった考えに落ち着くこともあるでしょう。独身か家族持ちかでも答えは違ってくるでしょうし、年齢や貯金の有無によっても考え方は違ってきます。
ですが、大事なのは自分の気持ちをちゃんと理解しておくということです。
一度「このままでいいのかな」という自分の気持ちに気がついたのに、それを見て見ぬ振りするのはとてももったいないことだと思います。
もし今、我慢して仕事をしているのであれば、それが必要な我慢かどうかも考えてみるといいかもしれません。
深い悩みは、すぐにはっきりとした答えが見つけられないことも多いですが、そこに時間をかけるだけの価値は十分にあるはずです。こちらの記事もおすすめ>>>無料でできる!自分の強みと才能を見つけるおすすめの適職診断サイト5選
まとめ
一度仕事に「このままでいいのかな」と思うと、その気持ちは心の奥底に残ります。そして、ふとした瞬間にまた出てくるものです。
仕事を感情と勢いだけで辞めるのは危険ですが、若いうちに真剣に自分の気持ちと向き合ってみることで、長い人生楽しく生きられるようになると思っています。