島田紳助に学ぶ、面白い話し方と伝え方4つのコツ

島田紳助に学ぶ、面白い話し方と伝え方4つのコツ

芸能界を引退した今もその生活が気になる島田紳助さん。中には「島田紳助が嫌い」と思う方もいると思いますが、あの人はすごいです。

何がすごいかというと、お笑いを分析的に考え、人を笑わせることを理論で捉えているからです。その考え方は、人を笑わせるというだけでなく、日常のコミュニケーション術にも通じます。

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島田紳助のお笑い論。一度きりの特別授業

島田紳助さんはたった一度だけ、吉本の養成所「NSC」で生徒たちに、特別授業をしたことがあります(DVD『紳竜の研究』より)。

紳助さんのお笑い論を聞いていると、人が笑うことには法則があるんだなと思います。笑いを戦略的に考え、分析し、計算しています。面白い話を数学のように「公式」で考えていました。つまり、理論とシステムです。

面白い話し方 4つのコツ

人はリズムで笑う

島田紳助さんは一度だけ、吉本の養成所「NSC」で生徒たちに、特別授業をしたことがあります(DVD『紳竜の研究』より)。そこで、紳助さんはこう言っています。

「人は、音感で笑う」

 

そして、こう続きます。

 

歌と同じで、笑いにもキーがある。

おもしろいやつは、そこにピタッと音を合わせる。リズムなんだ。

 

例えば、アンタッチャブルのザキヤマさんなんかそんな感じですよね。おなじみのギャグ、「ザキヤマが〜、来るぅーー」も、リズムで笑ってしまいます。

普通に「ザキヤマが、くる」と言ったのでは、全くなんにもおもしろくない。それを見事に笑いに変えています。

「ザキヤマが〜、来るぅーー」 がおもしろいのは、ザキヤマさんのキャラクターもありますが、他に以下のような要素がギャグを面白くしているのだと思います。

  • 言葉の選び方
  • 間、タイミング
  • 声の大きさ
  • 要所要所の、声の高い・低い

などの要素が、おもしろさを倍増させています。

「来るぅーー」の最後の語尾を、上げるか下げるかだけでも、だいぶ印象が変わります。リズムとは、そういうものなんですね。ちなみに紳助さんは、漫才のセリフの「てにをは」にまでこだわっていたそうです。

 

もう一つ、紳助さんが言っているのは、「自分の話すスピードを決める」ことです。歩くのと同じで、遅いのか、速いのか、自分の基本テンポを決めるのだということです。

そして、その決めたテンポ(リズム)で何回も話していくことで、自分の身体にリズムを染みこませていくそうです。関連記事>>> 人を惹きつける!しくじりオリラジ中田の話が面白い理由

これは余談ですが、紳助さんは当時の自分たちのリズムをこのように語っていました。

当時、紳竜の時代は8ビートのリズム。その中で、ダウンタウンはテンポが遅かった。でもやっていることは同じ。けれど、リズムが違うから新鮮に見える。

 

ちなみに、紳竜の漫才には一切のアドリブがなかったそうです。細かいところまで計算された、練りに練られた漫才ということですね。

感情で話す

笑いと感情についてですが、島田紳助さんは、次のように言っています。

漫才が上手いやつは、いっぱいいる。でもプロは笑わない。

だけど、気持ちで来られると、笑ってしまう。

要するに、 「脳で覚えたことを話すよりも、感情でしゃべる方が相手に伝わる」ということですね。

たしかに、本やネットで見た知識を話されるよりも、その人が高校時代に経験した「ムカついたこと」「悔しかったこと」「めちゃくちゃ笑ったこと」なんかを話された方がおもしろいですよね。

聞いているこっちも共感できます。

興味を持つ

島田紳助さんは、話の引き出しが巧みです。ではなぜ、あんなにもいろいろな話が出来るのでしょうか?

紳助さんは、『紳竜の研究』でその秘訣について次のように語っています。

本で読んだ知識や覚えたことを話すんじゃない。心で記憶する。そうすると、自分の中に強くインプットされる。

『怖いっ!!』と思ったことは記憶されるし、一生しゃべれる。

 

つまり、話すネタは、頭で記憶するのではなくて、心で記憶する。そのためには、たくさんのことに興味を持つことが大切ということです。

バラエティやスポーツ、政治から近所のおばちゃんとの会話まで、さまざまなことに好奇心を持つことが話のネタを豊富にする秘訣なんですね。

 

たくさん遊ぶこと。うろうろすること。心が敏感になることをする。そういうことをいっぱい数多くできたやつが、いい喋りができる。

これは、芸人さんだからということもありますが、話のネタを増やすためにもたくさん遊んだ方がいいようです。

たしかに、日常の何でもないことを、おもしろく話せる人っていますよね。たまたま昼間見かけたおじさんが、やたらと笑顔で自転車をこいでいたとか。

そんな何気ない日常の一コマですら、ほとばしる好奇心から笑い話に変えてしてしまう人は、「面白い人だなー」と感じますね。

映像をしゃべる

島田紳助さんいわく、「心で感じたことは映像化できる」とのこと。

これを私なりに解釈すると、歴史の勉強というのが結構しっくりきました。

学生の頃、授業やテスト勉強で歴史の教科書を誰もが読んだと思いますが、徳川〇〇、北条〇〇などの歴史上の人物が何をやったのかということは、教科書の字面や文字だけを追っていてもなかなか頭には入ってきませんでしたよね?

ですが、「この戦国武将、やたらと寝返るな」「悪いやつだな」などと、一人妄想していると何となく絵が浮かんできて頭に入りやすくなる。知識と違って、心で感じたことは時間が経ってからも引っ張り出せる。

だから、会話の引き出しが多いし、臨場感のある話ができる。

そういうイメージ力のこと言っているのだと思います。

まとめ

お笑い芸人は「笑いのプロ」であり「話のプロ」です。話し方や対人関係のテクニック、 コミュニケーションは勉強になることがたくさんあります。おすすめの記事>>>ビートたけしに学ぶ「会話の運動神経」間がいい人は面白い

驚いたのは、私がマーケティングのwebセミナーを視ていたとき、代表取締役の方が、この『紳竜の研究』の音のキー・リズムの話をしていました。

そのセミナーの詳しい内容は忘れましたが、マーケティングも顧客心理を掴むことが大事なので、こういうことは知ってて損しないのでしょうね。

もっと詳しく島田紳助さんの「お笑い論」が知りたい方は「紳竜の研究」をチェックしてみてください。暇つぶしや娯楽として見てもおもしろいですし、「もっと面白い話ができるようになりたい」という方にもオススメですよ。